ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ブロンクス物語 愛につつまれた街

 

あー、監督・脚本がそれぞれ主演のふたりなのか。なるほどなあ。

いやなんか全体的にめちゃくちゃ感傷的というか、甘い感じのするストーリーだなーと思ったけれども、そういう内容なら確かに納得だなあ。いくら子どもの視点を通したとはいえ、マフィアモノをここまで甘く描くのはかなり違和感があるというか、ちょっとやりすぎじゃない? と思ってしまっていた。けどまあ、当事者であることにこだわった作品というなら、このくらいの感傷が詰まっていてもしょうがないか……

っていうか脚本としてはクライマックスの作り方が無理やり過ぎるよねえ。もちろん作品としてあのくらいの山場が必要とされるのはわかるんだけれども、あまりに出来事が唐突すぎて、シナリオの都合で起こされた悲劇、という感じ。例えばもっと唐突に無意味に暗殺が起こったなら、それはそれでリアルなマフィアの世界観に痺れる! みたいな感じになるんだろうけどねえ。作品のテーマ的に、あそこは仕方なかったんだろうなあ。

なんか今までこういう場所を舞台としたギャングモノは結構過激なのを見てきたので、たぶん印象をだいぶそっちに引っ張られているんだろうなあ。バス運転手のロバート・デ・ニーロとか、いまいち信じられないもんな……