ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ポップスが最高に輝いた夜

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音楽にそこまで興味がないオレでも「さすがにこの面子はすげえな……」と思う内容。そういうトップスターたちが集まって一晩で音楽を仕上げちまお売ってんだから、そりゃまあ色々起こらざるを得ないよね……今なら出来上がった楽曲の成功がわかるからそういう目で見られるけど、リアルタイムじゃ「本当にこれ成立するのかよ!?」と疑問を抱かざるを得ないだろうし。「エゴを捨てろ!」いやー、良い言葉だ。

なんといってもボブ・ディランだよなあ。皆笑顔でノリノリなのに、その中心のボブ・ディランだけがずーっと居心地が悪そうな表情をしていて、めちゃくちゃ意識を引きつけられる。変に空気に迎合しないのがとても良い。そして、そのソロパートの難航と、スティービー・ワンダーによる助けの展開ね。あの歌声聞いて、心からホッとしちゃったよ。っていうかスティービー・ワンダーって、やっぱりすごいリスペクトを受けているミュージシャンなんだなあ。

しかしなー、こういうチャリティで飢餓を救う、という行為ってグロテスクに感じるというか、ある意味根本的な解決から目を逸らしたガス抜き……にも思えるんだけれども、そういうのを留保なしでできた、やる意味があった80年代の時代性を物凄く感じさせられるなあ。