ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ホビット 竜に奪われた王国

 

ようやく見た。前作は楽しかった記憶があるけど、内容全然覚えてない。続きがなかなか見られなかったのは、まあ味がコッテリ過ぎて、それだけ再生を躊躇した、ってことだよなあ……

いや、面白い。ピーター・ジャクソンだから面白いに決まってるんだよ。でも、長い。クソ長い。「ロード・オブ・ザ・リング」は死ぬほどやることがあるからまあしょうがないかって感じだけど、この映画は筋立てがシンプルなだけに、その長さがめちゃくちゃ際立っちゃってるよね。見てて「えっ? まだ1時間あるの!?」とか思っちゃったよ。そういや、「キングコング」もそういう映画だったなあ。

いやまあ、序盤はまだ普通の映画だったと思うんだよね。でもあのタルでの脱出劇から急に時間の流れが引き延ばされちゃいませんでした? 急流でのアクション、タルがジャンプしてゴロゴロ転がって転がってまだ転がって、挙げ句タル戦士が誕生しちゃったときは、あまりの過剰さに爆笑しちゃったよ。

まあもちろん、それがこの監督の良さではあるのだろうけれども、しかし大作でコレをやられると、ちょっと腰が重すぎる感じにはなるよなあ。「ブレイン・デッド」の血まみれ表現とか「キングコング」の髑髏島パートみたいに、表現が過剰であることが作品の中で何らかの意味を持つときは、めちゃくちゃ効果的なんだけれど。