たっくんである。違う。違わないか。まあニナモをGODと崇めるオレが見ないわけにはいかない映画で、っつーかもっと早く観ておけよ基本だろ、という感じ。いつか時代的な背景も押さえときたいなーとは思いながらモリモリモリモリニナモリ見る。ニナモリ is GOD。
でまあ、見てよかったなーと素直に思える。特にラストのしつこいくらいの過剰なアクションシーンは、つくりが色々雑ではあるにも関わらず延々見入ってしまう。ドクロペンダントを巡ってのチェイスを、上下の舞台でやるだけであれだけ面白く観れちゃうんだもんなあ。アクションってすげえなあ、と改めて思う。でもそれをしっかり成立させているのはあのちょっとキチガイじみた背景美術なんだろうなあ。城内部の俯瞰→アオリを一枚でずいーんとやっちゃうのとか、そのマジックに眩暈が起こってしまいますわ。カリ城とかはこの延長線上にあるんだなあ、とめちゃくちゃ納得させられます。
しかしストーリーはわりとどーでもよくて、こんな雑に姫様と恋愛関係になっちゃって良いんだなーとかなりビックリしてしまう。それになんか納得しちゃうのがすげえ。あと猫の扱いはホント呆れるくらいに雑だよね。目的のために平気で嘘をつくし、農民を脅しちゃったりするし、倫理的にはちょっとこいつどーなの? という感じのキャラクターなのに別にヘイトを買わないのは、キャラクターの強みなのかしら。うーん、面白いなあ。