ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

邪悪な天才知能犯たち

 

世紀の強盗

世紀の強盗

  • ティム・フリードランダー
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シリーズを見た。

基本的にはどのエピソードも面白いんだけれども、有名人揃いなので「あーコレ知ってる」ってのがちょくちょく挟まってきてそれはそれで愉快だった。さすがにアルカトラズとかユナ・ボマーレベルの出来事は知ってるからなあ。あと、ナスダックを作った例の詐欺師って、確かロバート・デニーロが映画で演じた人だよねえ。犯罪の細部は様々なフィクションに援用されてそう。エル・チャポの地下トンネルがドイツの技術で掘られた……というのは、ベター・コール・ソウルを思い出したけれども、時期的に影響してたりするのかしら? しかしラストに「知能犯」の括りでオッペンハイマーが出てきたのには驚いてしまった。それでいいのか?

ちょっと面白かったのはカジノで儲けた人を取り上げる回。そもそもブラックジャックのカウンティングがダメっていうのはよくわからんし、ルーレットを訓練で予測できるようになったってのも「邪悪」という形容詞で括るのは変じゃね? とは思う。ギャンブルのルールに穴があるなら、その脆弱性を突くのは別に悪いことでも何でもないような気がしてならんのだよなあ。

あと、解説者のキャラが微妙に立っててそれも面白かった。っていうかこういう知能犯罪を解説する専門のコメンテイターがいるわけだよなヒストリーチャンネル。むしろそっちの方が気になってしまうところも多かった。