こっちもテレビ映画っぽい？ けど、一応映画館でも公開されたのね。
いやまあ色々ツッコみどころはあって、さすがにその逃亡計画とかどーなのよとか、えーあそこであれがああなるんだったらそっから先が全部茶番であの展開意味ねーじゃんとか、冒頭の拷問シーンのストーリー展開への寄与の雑さとか、うーん書き始めるとキリがねーな。犯罪シーンへのクロスカッティングからの移行は現実シーンなのかが明示されていなくてあまり良い編集ではないと思う。あれで移行させるならウェイトレスに皿を片付けられる揺り戻しはナシでしょう。
でもなんだかんだ「あーやられたー」と思うシーンはいくつもあって、射殺シーンは普通に「おお、とうとうこの展開だ……」と身構えたところにトリックを喰らったので唸ってしまった。バスから降りるシーンも人数確定できてない警察の無能さに呆れつつもまあ悪くない脱出法でありますね。そもそも「うーん妊婦の意味は何だったんだ？」とか思いながは最大のトリックをスルーしてしまったのだからまあ騙されて納得って感じで……いやでもやっぱりなんであのバスに乗るのが予期できたのかがマジでわかんねーからダメだな。やっぱダメだよアレ。
あとロバート・デニーロが娘から拒絶されるところはなんだかとても良い。あのシーンだけ緊張感が段違い。
