ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロビンソン漂流記

 

ロビンソン漂流記(字幕版)

ロビンソン漂流記(字幕版)

  • ダニエル・オハーリヒー
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あー、いかにも西洋の視点って感じがゴリゴリに出ていて良いですねー。

原作を読んでないからどれだけ映画でニュアンスが違っているかわかんないんだけれども、そもそも漂流した直後の暮らしがイージーモードでビビるよね。いくら船のアイテムという文明の援助があるからといって、1人でいきなりアレだけの安定した生活空間を作れる主人公って普通に超人過ぎるでしょ。自然の見積もりが甘いところとか、問題がすぐに「信仰」になっちゃう辺りとか、いかにも自然を征服し野蛮な原住民に文明を与えたヨーロッパの思考回路、という感じで最高!

だったのに、そこにさらに現地人がやってきてからはそういう視点がさらに強化されちゃって面白いよねー。相手の言語を学ぶ姿勢なんて微塵もなく、散々上下関係を叩き込んでおいて、「武器を持たせたから真の友人」みたいなおめでたい思考回路を規範として描いちゃうのは、いやーホント面白いというか、今では絶対やらんよなー。一応、原住民がキリスト教に対する疑義を示すくらいの良いわけはされてるけれども、結局彼は文明の元に回収されてしまうわけで、いやーここまでヨーロッパ的な視点が何の躊躇もなく良いものとして描かれているのを見ると大変清々しい。結局コレも、主人公に神が与えた試練みたいな支店に改修されちゃうわけでしょ? いやあ……