あー、これがスクールカーストか……いやしかしチアリーダーとアメフト部員でやるのかと思ったらそうでもないのね。そこら辺のニュアンスの違いってなんなんだろ？
アフリカからの帰国子女、というところで異文化のフラットな視点を担保しているわけだけれども、アフリカの視点がただの妄想コメディにしかなってないのはちょっとキツイよねえ。結局、アメリカの文化に主人公が順応するだけで、そこに彼女ならではのアイデンティティが生きる展開にならないのは、さすがにちょっと異文化を軽視しすぎだよねえ。クィアの位置取りなんかも含めて、今のポリコレ的には結構怪しそうなところではある。まあ、こういうエンタメ作品を通じて色々表現が模索されて来たのではあろうけど。ノリでああいう衣装をしちゃうクリスマスパートも結構微妙よね。
しかしまあ、普段こういう思考回路で集団を見ていないから、見ていてスゲー勉強になりますね。昼食のグループ分けのところだけでもなかなか愉快。っていうかこういうのが当たり前の日常として共感持てるように描かれてるって、うーん女性の社会は大変だなあと思いますよ。
