ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クルーレス

 

クルーレス (字幕版)

クルーレス (字幕版)

  • ドナルド・ファイソン
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あ、これはアレか、こないだ見た「ミーン・ガールズ」と同じ枠組みの映画だな!

とはいえこの映画は視点人物が違って、女王蜂っていうの? スクールカーストの中心人物が主人公で、むしろ真逆の立ち位置になってるよね。時代が10年近くも違うから、そこら辺でだいぶ意識が変わったんだろうなあ、という感じはするが、しかし今見ると「ミーン・ガールズ」の多様性の取り込み方はかなり過渡期って感じで、こっちの映画の方が見ていて安心感あったりしちゃったのだった。

いやまあしかし、ノブレスオブリージュじゃないけれども、リーダーたる自分が率先して範となるみたいなところとか、周囲の人間に善を為そうと行動するところとか、そういう所はこういう時代からずーっとやってんのね、みたいな驚きもちょっとあった。意識の高い行動って、雑に多様性への配慮みたいなところとゴッチャになっているけれども、成り立ちは結構距離がありそうだよなーよく考えたら。

ってか、え? これ、ジェイン・オースティンの翻案なの? いや、『エマ』は読んでないけどさ、そりゃまあ確かにノブレスオブリージュみたいな概念が出てくるワケだわな。