ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クンバカルナ 神の山への登頂

 

なんかドキュメンタリーなのにそんなシチュエーションでそんな諍いカメラに収められる? しかも息子の進学に金が必要で神の山に登らなきゃいけないとか余りにストーリーに都合良すぎじゃない? みたいな疑問がどうしても脳裏をよぎる。そこにいかにも都合良くやってくる、ヨーロッパのアルピニストたちでしょ? いやー、うさんくさい……

視点者の姿が全然見えないドキュメンタリーで、そういうスタイルがこの作品に対する疑念をさらに募らせるんだよなー。ドキュメンタリーで視点者との関係性が重要ってあんま意味わかんねーなーとか思ったこともあるんだけど、単なる状況の告発ではなくて、こういうそれぞれの家族の事情に踏み込まないと撮れないものを映し出そうとするならば、そこに入っていくこちら側の関係も気になってしまうものだなーとは思った。

そういった手つきの話は置いておいて、内容についてはなるほどポーターの生活というのはこういう問題を孕んでいるのだな、という点については結構な納得感がある。あとみんなMILLET好きすぎ問題はある。そうかみんなMILLETなのかー。