ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マジシャン:摩訶不思議な世界

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4人のマジシャンの生活を追いかけてこんな風に生きてますよ栄光と挫折がありますよ、というのを描いてはいるものの、その描き方がのんべんだらりとしているというか、特に強く訴えかけることもなく「ああそういうこともきっとあるよねえ」で終始してしまうのがなんとも。こういう商売ってそりゃあ栄光を掴んだ後下り坂があったり成功できなくて苦しんだりはつきものなワケで、それを想像力の範囲内で見せられてもなんともナア。ただ興味を失わせないために4つの視点を用意したんじゃないかなあ、という感じもして、まあ実際それで保っているんだから正しいやり方かもしれないけどでもなあ。マジシャンとしての矜恃とか自分がなぜそこまで熱中するか、みたいな側面もそんなに引き出せているようには思えず、見終わって「あーそうかー」以外の感想がない。せめて盗作の問題辺りは、その職業特有の問題としてもっと踏み込まないとダメなんじゃないかなあ。

Netflixオリジナルのドキュメンタリーはこういうのもなんだかんだ結構あり、それはそれで新人の登竜門となっているんだろうなあとは思うんだけど、こういうのに当たってしまうのはやっぱりちょっとしんどいな。というか評価を前の5つ星に戻して欲しい。自分にマッチしてるかどうかなんてマジでどうでも良いのだ。皆が面白いと思っているものと自分の感覚の距離を知りたいのだ。