ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バタリアン

 

へー、「バタリアン」ってこんなに「ナイト・オブ・リビングデッド」へのリスペクトに満ちた作品だったのか。場合によっちゃ続編でも通用しそうな内容だよね、これ……

まあそういう風に本歌取りが意識されてるってことは、どこら辺を面白く見せるかがポイントになってくる話だとは思うんだけれども、結構敵のリビングデッドにバリエーションがあって面白いよねえ。いきなり出てきた謎の顔面ツルハシ死亡マンも、それまでのゾンビ感とはかけ離れたものが突然飛びだしてきて度肝を抜かれたよ。この世界観でのゾンビは全力ダッシュOKなのね、なるほど。

仲間がゾンビになってしまう……という展開もお約束だけれども、この話はガスでやられて忘れた頃にゾンビになっちゃうのがまたミョーだよね。チャペルから逃げ出してどこに行った!? と思いきや、勝手に自分で火葬されに行くところとか、かなり捻くれているというか、なんというか……

あとまあ、ラストの手際の良さはとても良かったですね。まあお話としてはどうしようもならない状況だけれども、「アレをやりますよ」っていうのをサクッとやってサクッとエンディング! まあ何にもない話なんだから、このくらいあっけらかんとやられた方が見てる方も気持ち良いなあと思いました。