スゲー久々に見た。2回目かな。
遅れて『未知への飛行』を見たんで、そっちの方が印象に残ってるんだよなー。こっちはドラマって感じのドラマではなくて、いかにもキューブリック調って感じ。久々に見返すと、キューブリックっぽい映像の衝撃はそんなになくて、やっぱり飛行機のミニチュア撮影がマズイのかなあ。OPの実写シーンはやっぱり素晴らしいし、この細かい上下がセックスの比喩だよなあみたいなので感心はするのだけれども……合間合間に合成がバッチリ見える飛行機のカットが入る度に萎えてしまうのは、やっぱり2001年の撮影がすごすぎたからなんだろうなあ……
でまあ、ピーター・セラーズの3役がすごい! という話は色んなところで見るわけだけれども、ストレンジラヴはまあわかるとして、残り2人はイギリス空軍の大佐と大統領だったのか……言われてみれば確かにそうだけど、見てる間は「えーと、どれが3役だっけ?」みたいなことを考えちゃって集中力が削がれてしまったのだった。でもこうやって見ると、ストレンジラヴ博士って言うほど出番がないよねえ。溜めて溜めてようやく出てきた! と思ったら、そんなにヤバいこと言わずにまたモブの中に混じってしまうし……ただまあ、さすがにラストのナチスの癖が出てしまう当たりの芝居は笑ってしまいましたわね。