ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド

 

ピーター・ジャクソンのドキュメンタリーはなんかめっちゃ映像的に面白いことをやっているという話を聞いていたからすげー楽しみにしてたんだけれども、なかなかカラーにならないもんで「あれ? 映画間違った?」って何度も確認してしまったよ。注目のヌルヌル動き出すのは戦場パートからなんでご注意下さいませ。

第一次世界大戦ってあんまりエンタメでも記憶がなくて、キューブリックとスピルバーグとあとこないだの『1917』か。一応『西部戦線異状なし』も見たはずなんだけれども、遥か昔のことで記憶がない……まあ、「映像の世紀」的なドキュメンタリーではさすがにだいぶ見たけどね……

ので、映像がカラーになってぐわって迫ってくると「うおおお……」という感じはやはりある。特に水の表現なんかは当時の映像だとなかなか良く認識できないので、こうやって補正されて見えると「うげーこんなところで突っ立ってたらそりゃ病気になるよなー」って説得力が半端ない。あと死体なんかも、白黒じゃよくわからないハエの描写とかがバッチリ映ってて、うーんやっぱりカラーになるだけで映像の解像度が全然違うなーと思わされます。あとはなんといっても音がちゃんとしているのはデカいなーと思う。もちろんインタビュー含めて色々演出が入っているのだろうけれども、まあこのドキュメンタリーはそういう広い視点から見た抽象的な戦場を描いているわけで、だったらここまでやっちゃうのが正解だよなーと思いました。