よーわからんなー。事実は大変面白く感動的なのだけれども、映画としての見せ方がこれでいいのか? ドキュメンタリーでやった方が良くね? なんでわざわざフィクションの映画にしたの? という感じ。恋人とか弟とか完璧に持て余してるよなー。兄がいきなり電車にはねられて死んでるとか、そこら辺も絶対ドラマにできるところじゃん……この映画、当たり前だけど一番感動したのはラストのリアルの映像だよ。
しかしまあ、圧倒的に面白いのは序盤カルカッタに一人で取り残された子供がどうサバイバルするかの辺りで、うおーインドの人間の命の価値が軽い!! となる。あとあのアパート連れ込み人身売買パートの緊迫感はヤバイよね。あそこで売られたら彼どーなってしまったのかしらん……
しかしなー、「Googleで探せるよね」をほんとに地で行く話だとは思わなかった。もう少し捻りを入れるのかなーと思ったけれども、人間関係のあれやこれやもなんかふつーに揉めただけだしなー。親にもふつーに話しろよ、とかしか思わんし……途中現実と過去を混在させて混乱させる編集になっているけれども、これだけ間をすっ飛ばしてアイデンティティの構築を見せてないのに、アレで効果を発揮するのはちょっと難しいんじゃないかなーとかは思いました。