ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ライフ・イン・ピクチャー

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無料公開されていたキューブリックのドキュメンタリー。

時代を追って丁寧にキューブリックの映画を追いかけていくないようで、まあ見ちゃうよねしょうがないよね。アッと驚く新情報! という感じでもないのだけれども、丁寧に順繰りやっていくのをスコセッシだのスピルバーグだのウディ・アレンだのの名監督が解説していくんだからそりゃまあ面白いよなー。っていうかウディ・アレンが名監督に「スタンリー・キューブリック」と「オーソン・ウェルズ」をあげてるあたりとか、「えーまじでー!?」という感じ。

妥協しない完璧主義者であったこと、みたいなイメージは当然あったのだけれども、そのなかで「マジック」を追求したからこそアレだけのテイクが重なったのかーというのは、役者のインタビューを重ねられるとだいぶ説得力がありますね。頭の中の完成系に近づけるためではなくて、むしろアドリブで思いも寄らない何かが生まれるのを捉えようとしていたってのは、ちょっと認識を改めたかもしれない。

あとはかなり時代を挑発していたという点もなるほどそりゃそうか、という感じ。どうしても歴史的な物として見ちゃっているから、その当時の社会情勢でどのようなポジションで作品を撮って成果を出したのかとか、どーしても見落としちゃうんだよなあ。