ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オーソン・ウェルズが遺したもの

 

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『風の向こうへ』を見終わったら直後に勝手に再生が始まってしまったので流れで観たのだった。

オーソン・ウェルズがハリウッドを追い出されて不遇だったという話は聞いていたけれども、なるほどこういう流れだったのか。っていうかこの時代のレジェンドな映画人ってすごいなあ。ピーター・ボグダノヴィッチってなんか見覚えあるなあと思ったけど、確か『ヒッチコック/トリュフォー』に出てたよねー。ってかそもそもオーソン・ウェルズも『ホドロフスキーのDUNE』でオファー受けてたしな。このころのアメリカン・ニューシネマとかヒッピー・ムーブメントなアメリカ映画の空気ってこういう作品に触れないと全然想像できないぜ。

スタッフで言うと印象的なのがやはりカメラマンのゲイリー・グレイヴァーで、この後どんな映画撮ったのかしらと気になって調べたら ゲイリー・グレイヴァー(Gary Graver) のプロフィール - allcinema 知ってる作品が『バニシングIN TURBO』しかねぇ、というかタイトルで大体ポルノってわかる! いやあ、作中作パートがすげえいいデキだったからこそ、色々考えてしまうなあ。

作品の創りについてはインタビューで偶然性を生かした作品、というのが大変わかりやすくて、やはりウェルズは今のフェイクドキュメンタリーみたいな作品を志向していたんだろうなあ。こりゃますます『オーソン・ウェルズのフェイク』見なきゃならない気がしてきたぞ……