ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

フラグタイム

 

そ……そうか……これが百合として通用するのか……まあ別に俺、ちゃんと百合は追いかけていないので、世の中で持てはやされる「百合」ってのはあんまり理解できてるとは思えないけど……そうか……そうなんだな……

まあそこら辺をさておいて、もーとにかく主人公が自分の気持ちで手一杯なのがマジしんどい……後半でようやく相手の気持ちを慮る方向に話が進むわけだけれども、恋愛で相手の主体性が全く考慮に入れられないまま、関係性のサスペンスで話が進んでいくのが本当に辛かった。ようやくラストでその辺りの理由も語られるわけだけれども、それまでマンガの展開の都合で主体性を無理やり奪われていたようにしか見えなかったので、突然彼女に内面与えるような描写をされても、ちょっと全然ついていけないですね。

まあ全体的に「3分間時間を止められる」というアイディアが全然生きてないのも痛いんだけどさ。なんで「自分が嫌なことから逃げ出したい」とか「彼女がなんかよくわからない理由で時間を止めたいと願うから」とか、そういうどーでもいい理屈でしか時間止めないの? 世界が静止してたったふたりの時間が共有できるという尊さが生きるような、ふたりvs世界の構図なんていくらでも作れんじゃん。

あとそもそも、ヒロインの「パンツが見たい」って動機は、もっと抽象的なレベルで物語内に回収されるべきでしょ。「あのヒロインのスカートの中に隠蔽されたものを見たい」という動機は、つまり彼女の素顔が見たいという欲求なワケでしょ? なんで第1話でパンツ覗かせたのか、もう少し考えた方がいいと思う。