ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発

 

うーん、よくわからんな……後半結構ダラダラと見てしまった……

いや、映画として明らかに緊張感があって見た目面白いのは序盤の例の実験のパートであって、そこは文句なく面白い。のだけれども、そこから先のミルグラム博士の人生は退屈で、その退屈な人生とは対照的に実験の結果が世界中に一人歩きしていく。実験当初はそこまで気にしてはいなかった倫理的な問いかけが自らに降りかかってくるのは、なるほどよく考えればミルグラム実験を計画した側も、大きな心理学の成果のために、自らの倫理的な良心に向き合うことを避けていたということになるのかもしれんなーなどとも思うが、まーしょーじきよくわからん。

画面にむかって語りかけたり、背景が書き割りだったり、色々わざとな演出はしてあるんだけれども、そこら辺も変な感じではある。象が廊下を歩くのはアレか、the elephant in the room ってやつか。終いには実験の再現ドラマに自らも立ち合ったりするもんで、まあこういうメタな仕組みを意図的に入れてるんだろうけれども、しかしあんまり上手く機能しているようには思えなかったなー。どう見りゃ良かったんだろ。