『パルプ・フィクション』が余りに面白かったんで、立て続けに名作を久々に見たい気分になったんだけれども、うーん、改めて見ると記憶と全然感触が違うな。初めて見たときはあちこちブン回されてなにが起こってるのかわかんねーおもしれーって感じだったんだけれども、今回改めて見るとあーなるほどそんなに難しいことはやっていないのね、という感じ。ただ、暗喩みたいな所はやっぱりあんまりよくわかんねーので、うーんもうちょっとちゃんと映画を見れるようになれねーとなーとちょっとションボリする。ある程度公民権運動のあたりも知識は得たつもりでいたんだけれども、うーんやっぱりちょっとわからんなー。まあ別にわかんなくていい映画だって感じもするけれども、うーん、なんだかなあ。もちろん大枠はハードボイルドっぽいミステリで、そこにこういうキャラクターを投げ込んだことでパロディとして大変面白いんだけれども、読み取るべきことはそこじゃねーよなーたぶん……
しかし見返したら思いの他ジョン・グッドマンの映画でビックリした。スティーヴ・ブシェミが死んだ印象がメチャクチャ強かったんだけれども、これ、どっちかっていうとジェフ・ブリッジスとジョン・グッドマンの関係を描いた映画だよなあ。ここまでメインのキャストのコミュニケーションが成立してない脚本も珍しく、それで1本話ができてるだけでうーんこりゃすげーとも思うけれども……