こ、これが噂のブリーフダンス! ドキュメンタリーでは何度も見ていたシーンだけれども、実際見ると確かにインパクトのあるシーンだよね。急にダンスが来る意外性、その衣装、そして披露されるキレキレのダンス! トム・クルーズのダンスってそこまで印象がない気がするんだけれども、そりゃまあ「トロピック・サンダー」で踊らせる気持ちはわかりますね。最高。
それにしてもストーリーが想像の遥か上をいっていたなー。こういうのってティーンがセックスしたくてしたくてできなくて……みたいなのを描くとばっかり思っていたから、わりと序盤でかわいい子とセックスしちゃって「えー!?」となった。ましてそっからポルシェ乗り回してハッパ吸って挙げ句女衒まではじめちゃって、そんなんいくらトム・クルーズでもさすがに許されるはず……許されたーッ!? って感じ。いやほんと、ビックリしたなあもう。
あとちょっと面白かったのが、起業してビジネスマンとして成功することが目標になってるところだよな。知恵を使って金を稼ぐこと、まして売春の斡旋みたいなものさえもある種ポジティブに描かれるこの空気感ってめっちゃ独特。というか主人公が大学に入学できるのもそういうルートでいいの!? ほんとに!? みたいなあっけらかんとした感じがある。まあそれもトム・クルーズのマジックなんだろうなあ。