ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

デイズ・オブ・サンダー

 

あーはいはいドキュメンタリーで見た。ニコール・キッドマンと初めて共演した映画ね。トップガンに続いてトニー・スコットとコンビを組んだ映画でもあるわけだ。

トップガンと同じくストーリーはまあまあテキトーだなーと思うんだけれども、特筆すべきはストーリーの取捨選択だよなー。トム・クルーズはバイクで登場すればOK! で思わず笑っちゃったけれども、ロバート・デュヴァルの彫り込みもそんなに深くないし、あとそもそもデイトナ500ってどういう競技かっていう説明もかなり省略されてるのが面白いよなー。レースの駆け引きとか普通もうちょっとやるじゃないですか? 車同士がガンガンぶつかる! とか、車体は同じとか、そういう点はまあまあわかるけど、そもそも社会的にどのような位置づけで、どのくらいの規模で、どのくらいの時間がかかって……みたいな社会状況がポーンと放り投げられてて、ただひたすら「運転するトム・クルーズのアップ」でレースシーンを進めるのは本当にすごい割り切りだよなあ。まあ、それ以外になかなか見せ方が難しいのかもしれないけれども。でも一人称で未知のレースに飛び込むなら、普通トム・クルーズ視点で挫折を丁寧に描くもんだと思うんだけれども。

ま、しかしそれをしたからといって映画が面白くなったか? というと難しいところか。スピードに挑むトム・クルーズが見られればそれでいい映画なのかもしれん。