ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

サリュート7

 

サリュート7(吹替版)

サリュート7(吹替版)

  • ルボフ・アクショノーヴァ
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いやー、今の時期だとまあ普通にロシアのこういう映画ってプロパガンダな側面があるんだろうなーと思って見始めたんだけれども、これあんまりプロパガンダにはなってねぇなあ。そもそもがソ連の失敗を描いたものだし、解決したと行ってもアポロ13みたいに科学への信頼と協力よりもハンマーが問題を解決した、って感じだし。あ、もしかしてハンマー? 鎌と槌のハンマーが問題を解決したってこと!?

いやまあしかし、因果関係もなく問題解決を導くための新年みたいなのもなく、そもそもアングルが難しいよなあ。アポロ13って「ソ連よりも早く宇宙開発競争を」みたいなのが前に出てもそんなに違和感ないのだけれども、この映画においてサリュートを守らなければならない第一の理由って「機密の保持」で、その結果乗組員の命が犠牲になりかねない危機が襲う……って、それどー考えてもロケット打ち上げを行った国家が批判の対象になるアングルだよなあ。窓ガラスをイスで割って、それに対する怒りをぶちまけるのは悪くないんだけれども、そっから先の行動が全く線として繋がらないというか、急にイチかバチかのギャンブルをして解決しちゃうのもどーもカタルシスに結びつかないというか……