ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

シリアスマン

 

シリアスマン (字幕版)

シリアスマン (字幕版)

  • マイケル・スタールバーグ
Amazon

ずっと見なきゃ見なきゃと思っていたけれどもよーやく見たよ。やっぱコーエン兄弟はマジですげーなー。

OPから「これやりますよ!」を高々と宣言しているわけだけれども、まあそれが本当にガッツリ行われる感じでその態度に感服させられますね。こういう内容で商業的にアリでしかも面白いってのはなんなんですかね、やっぱ唯一無二って感じだよなあ。

そもそも神の存在というのがあんまり良くわかんねー上にユダヤ教の問題を取り扱っているのでやっぱりこうわかんねーなーってところはある。ラビの存在がどのようなものであるか、というのは知識の上で知らないしなあ。ちらっとネットを見てふーんって感じなんだけれども、そりゃまあ下敷きにされている背景を読み取れればもっとおもしろく読み取れるんだろうなー。

それでもこれは勧善懲悪と物語に関する話ですよねー。人は簡単に、捏造に対して罰としての病気を読み取っちゃうわけでなー。ほんとコーエン兄弟はそこら辺のつくりが巧みだよなーすごいなー。歯のエピソードで「なんでその話をしたんだ!」みたいな話があったけれども、それはこの映画全体にも跳ね返ってくる構造になってるよね。

っていうかさー、これ見た感想が「ミッドナイト・ゴスペルだ!」だったんだよねー。ドラッグと宗教と物語についての話。結構似てるところありませんか?