ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ノーカントリー

 

うーん久々に見たぞ。コーエン兄弟の映画って観て面白かった記憶はあるんだが内容はスッポリ頭の中から抜けていることが多く、だからこれもそういう理由で抜けてたのかなーと思ったんだけれども、まあこの映画の内容だったら筋とか忘れててもおかしくないな。でもシガーのキャラの強さを忘れているのは自分でもちょっと解せないな。

まあ根本的にわけわかんねー映画ではあるので、つらつら映画の解説みたいな記事を見て回るんだけれども、なんか根本的にアメリカとメキシコの関係性とかベトナム戦争とか、あるいは911後のアメリカのスタンスって言うのが触れられてなくて「それじゃ解説にならんのじゃねーの?」ってなった。三代続く保安官の家系にネイティブアメリカンをエピソードで出したり、まあこれたぶんアメリカという国に対する映画ではあるよね。そこら辺の細かな読み解き方はちゃんとした批評を当たると良いのだろうなーとか思った。

しかし日本語のタイトルよくないというか、「ノーカーントリーフォーオールドメン」っていうタイトルだとまあ全然読み取れる情報が違うじゃーんとは思う。冒頭のナレーションだけちょっと見返すかーってタイトルよく見てひっくり返った。そしたら80年代にオールドマンが古き良きアメリカを解雇しつつ、でもベトナム戦争以後でドラッグが国に蔓延して、みたいなところの見え方が全然違うジャーン。いや、最初から集中してちゃんと映画観ろよって話ですけど。そりゃあ。