ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

 

ぎゃはははは、これ続編やるのかよー!

CGの進化で様々な未来を描きやすくなった……というのはあるけれども、しかしそれが映画にとっていいことかどうかってのはまた別だよなあ。前作みたいにタイムマシンはシンプルに、アイディアで小規模予算でできることをやる! みたいなやり方にはやっぱりそれなりの良さが宿るんだなーと言うのを思い知らされた。いやこの映画のCGの使い方は使い方で全然悪いわけじゃないと思うんだけれども。っていうか、このタイムパラドックスを全く恐れないクッソ能天気な脚本に、この映像はバッチリ合っているよなーむしろ。

T2とか、時間が経って役者をそのまま使って……という作品は他にもあるけれども、前作から立て続けに見たこともあって、役者の年老いた感じがかなりザクザク刺さる感じだったなー。前作では役者が逃れられなかったコメディとしての軽薄さを、おっさんふたりが肩を揺すって出そうとしているのがなんかミョーに心に響く。複数視点を平行させて脚本も明らかに技術が上がっているからこそ、むしろ前作の稚拙だけれども勢いのある作品との対比が浮き立ってる感じだよなー。

まあ基本的には突っ込むのも野暮って感じの作品だとは思うんだけれども、あの結婚式のテルミンの音楽、あれはどう考えても良い感じじゃないですか? あそこってもっとベタにダンスで踊りやすい曲にしなきゃならんかったってコトなのだろーか。よくわからなかった。