ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

イーストウッド語られざる伝説

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例のドキュメンタリーの第3弾。イーストウッドってこんな感じで映画感じで映画撮ってたのか……

早撮り……とは聞いていたけれども、役者を信頼してほぼテイクワンで撮り進めるスタイルと、それがもたらすプラスの効果みたいな話はホント目からウロコでおもしれー。どう考えてもこの撮り方は異質だし、他の監督から激賞されるようなタイプではないんだろうけれども、なるほどだからこんなにコンスタントに作品が撮れるんだなーというのがよくわかる。インタビュワーに役者やら脚本家が多いのも納得。商業的成功にこだわりすぎていないのもいいし、スタッフは固定するが演者はガンガン変わる、しかも一流どころも臆せず使う、というのもすばらしい。うーん、映画に対する姿勢が尊敬出来るとしかいいようがないなーこのじいちゃん。

あとやっぱり脚本を重視しているのだなーというのがよくわかって合点がいった。『父親たちの星条旗』とか『アメリカン・スナイパー』とかそこら辺の意識がバッチリ見えるよなー。時代を後ろにし気にしながら、でも普遍的なものを録っているんだなーという感じ。

あとはなんと言っても『マディソン郡の橋』のエピソードを語るメリル・ストリープだよね。メリル・ストリープが語るクリント・イーストウッドの芝居とか、困難眼福過ぎて圧倒されるわ。っていうかあの短いエピソードの中で、メリルの役者魂みたいなの画面からビシバシ伝わってくるのマジでなんなの? そこが一番びっくりしたわ。