エレノア・ルーズベルトについて調べてたら出てきたからリストに入れたけど頭しか出てこなかったぜ! まあでもこういうリベラルな立場からも「エレノアなんて流行らん」みたいな見え方なのは大変よくわかりました。
さすがにこれだけ色んな映画で取り上げられると、プロムってのがどれだけ重要なのかはなんとなくわかったような気がしていたけれども、言われてみりゃあそれってゲイにとっては大変ツラい舞台であるわけだよなー。だからそういった人たちが青春を再演できるラストシーンが感動的になってしまうのは、まあそりゃあしょうがないよね、とは思う。
映画としてはキラキラのビカビカで、ストーリーも大変わかりやすく挫折と復活があり、セレブリティとリベラルの軽薄さみたいなのも取り込んで、まあちゃんとしている内容だよなーと思います。母との和解みたいなのをきちんと取り込みつつドラマを構築しているのもまあ真面目だし、キリスト教に対するポジショニングもとりつつで、うーんなるほどこういう落とし所が適切なのね……と感心させられた感じ。
メリル・ストリープくらいになるともうこういう役柄まで自在って感じで良いですね。ニコール・キッドマンはちょっと話の都合で割食ってないかしら? とは思う。