ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

赤ちゃん教育

 

赤ちゃん教育(字幕版)

赤ちゃん教育(字幕版)

  • キャサリン・ヘップバーン
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ぎゃはははは、このタイトルでこんな映画だとは思わなかったわ。まさか赤ん坊が出てこないと思わないじゃん。あとケーリー・グラントってこういうコメディにバッチリハマる役者だったのね。

いわゆる「スクリューボールコメディ」ってやつなんだろうけれども、それにしたって序盤のキャサリン・ヘップバーンの役柄がやべーな……冒頭の「人の話を聞かない女」の歯がゆさみたいなのを、これ以上なくきっちり演じてる感じ。いや、確かにきっちり演じていてとてもすごいんだけれども、それはそれとしてこういう方向性のヒロインを配置しちゃうのは今見ると「うーん」となってはしまうな。コメディなのはわかるけれども、ここまでやられるとある種の精神的な疾患があるみたいなのを疑ってしまうよなあ。

各所のギャグはベタだけれども普遍性があって今でも全然面白いと思う。茂みの向こうですーっとスライドしていくケーリー・グラントの顔、みたいな映像で笑いを出されるとなかなかすごいなーと思いますね。それはそれとして台詞なんかも原語で理解できると楽しいのだろうなあ、というのは思う。

っていうかそもそも、ハワード・ホークスってこういうコメディも撮ってたんだなあ。「暗黒街の顔役」とか「三つ数えろ」とか、そういう作品しか見てなかったから……あーでも、「紳士は金髪がお好き」とかも撮ってるのか。みたことないからきちんと抑えておこう。