ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ

filmarks.com

映画、とは書いてあるけどコレCMっぽい繋ぎもあるからテレビ番組の再編集かなにかかな……構成もいかにもテレビっぽい感じで、まあ手慣れているけれども作品って感じではないな。まあソレはソレで気楽に見られて良いんだけれども。

過去にマーケティング合戦が行われたこと自体は 「フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠 」で知ってたけれども、実際になにが起こったかを時系列で追いかけるとやっぱりビックリする。なんといってもコーラ戦争によって「保守vsリベラル」みたいな対立が起こったというのが驚き。もちろん多少の誇張はあるのかもしれないけれど、南部でコカ・コーラが優勢だったとかいわれると「マジかよ……」となってしまいますね。あと面白いのはインタビューを受けたコカコーラ/ペプシコーラ社の、ライバル社に対するコメントで、ホントに根っから他者の商品を嫌うことが企業風土として根付いてたんだなあ……というのが垣間見えてビビる。

ペプシのマーケティングがいかに素晴らしかったか……という話はポツポツ聞くけれども、マイケルを引っ張り出したりコカコーラ社の失策につけ込んで先制攻撃を仕掛けたり、いやーやっぱり最高ですね。あ、でもこのドキュメンタリーで看板になってるロジャー・エンリコは、アップルに引き抜かれた人とは違うのね。そこは注意しなきゃならんな……

あと、最後の「戦争の終結」には色々な要因が挙げられているけれども、たぶんこれ消費者の運動の影響が大きかったはずよねえ。この作品で大きく触れることではないのかもしれないけれども、そこら辺を掘っても面白いのだろうなあとは思った。