前に間違って同名の白黒映画を見て「？？？」と思ったことがあるけれども、この映画を見ても正直「？？？」という感じである。オレはなんでこの映画をマイリストに入れておいたのだ。さっぱりわからん。いやまー、シドニー・ポラックたしロバート・レッドフォードだし抑えておいても全然良い映画であるのはわかるんだが、わかるんだがしかし特筆してどこに引っかかったのか……なぞ。
映画は、急に主人公が犯罪に巻き込まれるサスペンス・スリラーなんだけれども、よく考えるとそのやり口があまりに乱暴でビックリするぜ。主人公視点で振り回されているとそれどころじゃないのであんまりよく考えないけれども、証拠隠滅のために味方の組織を襲撃とか、さすがにちょっとやりすぎじゃない……？ 最後にドヤ顔でニューヨークタイムズが出て来るけれども、そんなリーク普通にもっと前の段階から警戒しなきゃならんところでしょ……なんて風には思ってしまった。
しかしまあ、車を奪った女を寝取るとか、ロバート・レッドフォードすげえなあ、とは思った。あのちょっと無理やりな飛躍の展開が存在しないと物語は機能しないのだけれども、それで本当に行くのが肝据わってるなーという感じ。そりゃまあラストで「運が良かった」って本人に言わせちゃいますよね。
