あ! これ、『ペンタゴン・ペーパーズ』の最後で見たヤツだ!
ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンの共演ってだけでもうしゅごいーってなりますね。結構年も近いけど共演ってあんまないのねー。まあこういうレベルの作品が出たらまたあのコンビかーってなっちゃうものね。納得。
アメリカ映画を観ていると、マスコミが権威の欺瞞を抱くタイプの作品にいくつかあたるけど、なるほどこういう時代から撮られ続けてきてるんだなー。演出の感じもあまり古びた風には思えない、っつーかラストのバツッと切っちゃう痺れる締め方とかめちゃくちゃカッコいいですよね。まあそれだけセンセーショナルな事件でみんな知識があること前提の締め方だったのかもしれないけど。
ってか72年にウォーターゲート事件がおこって、76年にこの映画が発表されちゃってるわけでしょ? このスピード感はやっぱすげーなー。つい先日の出来事を撮ったはずなのに、ブラウン管越しのニクソンの映像が、ちゃんと歴史に残るべき1シーンって感じで切り取られちゃってるもんなー。