見ていたつもりが全然見ていなかったハリソン・フォードの映画。「レッド・オクトーバーを追え!」は見たんだけど……あれ? 「今そこにある危機」は見たんだっけ? あんまり覚えてないなあ。
IRAを題材にしている映画で、なるほどそういう時代なんだなあとは思うんだけれども、うーん、内容的にはいまいちって感じだよなー。全体的にハッとさせるようなアクションがあるわけじゃないし、ストーリーの展開も特に驚きはないし……敵を一生懸命演技で立てようとしているのは分かるんだけれども、演技だけでそんなにふたりの因縁が感じられるわけでもないからなあ。っていうか弟の死をそんなに恨むような状況でテロに参加するとか、覚悟が決まってなさ過ぎでしょアホか。
どうやって見れば良いのかわからんなーと思っていたら映画が終わっていた。うーむー……いや、法廷での謎の「CIAですか?」って迫り方とか、わかったらちょっとまた違うのだろーか。いやあ……
いやまあ、そもそもテロリストに徒手空拳で飛びかかって、しかも大して説得力のないアクションで追い払うのがオッケーという段階で、まあそういう心構えで見るべきだったのかもしれないけれどもさあ……ラストの串刺しも、なんかあまりに工夫がなくて逆にビックリしてしまったよ。