ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

コロニア・ディグニダ: チリに隠された洗脳と拷問の楽園

https://www.netflix.com/title/80196166

カルト系のドキュメンタリーをちょくちょく崩してるんだけれどもさー、うーん、これはマジでたるいな……もちろん各当事者が様々な過去を抱え意見を抱きつつインタビューされてるのできっちりと向き合わなければならない内容ではあるのだろうけれどもさ、しかし長すぎてちょっと主題がボンヤリして見える。端的にダレる。後半の崩壊の当たりは展開が明瞭で大変よくわかったけれども、それ以前の章立てをもうちょっときちんとしてもらいたかった感じが、する。

「ナチスの残党が南米に」みたいなのが色々フィクションのネタになったりするけれども、まあ色々追いかけるとネタとかではなく実際にあったことでビビるし、いやーマジで南米ってそういう現代社会の捜査が及ばない隠れ蓑みたいな場所になっていたんだなーという想いを一層強くする。チリ。いやー、主要な国は軍事政権だのアメリカの介入だのを踏まえつつ1回抑えといた方がいいんだろうなー。っていうかチリに関しては1回ちゃんと知っておきたい気持ちがある。急に金も出てるし……

しかしまあ肝心のカルト・宗教二世的な問題については、逆にあんまり新味がなかったというか、「いつものメカニズムでカルト的な囲い込みをおこなうのね」という感じ。やはりある程度体系化されているのだなあ、と思った。いや、タイムスパンがクソ長くてビックリしたけれども。ほぼ現代に地続きの問題で、画面がどんどんキレイになっていくのにはちょっとビックリする。