ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス

うーん、だんだんめちゃくちゃになってきたな……

そもそもこの「反乱の象徴になってしまった主人公」というのを描くのは大変だよなあ……組織と組織の間で揺れ動くひとりの女性がいて、しかし彼女はふたりの男性の狭間で揺れ動いている、という構図なんだけれども、それが全然対応関係にないというか。レジスタンス側の理念みたいなのが全然見えなくて、「民主主義」みたいなのをちょっぴり標榜していたりもするけれども、正直観ていて全然よくわからんよなあ。かなり全体主義っぽい体制でもあるし、その主義主張の違いがよくわからん。

「戦争が起きたのはお前のせい」って責任を押しつけるロジックも、まあこういうときのもっともベーシックなヤツで全然小物だし、それが主人公の苦悩と関わってる感じがだいぶ薄いし……もし本当に彼女のせいと思わせるんだったら、病院の爆撃をもっと自責させるべきだよなあ。現状あまりに都合のいいストーリー展開で、見ていてだいぶ辛かったです。後半の爆撃やら反撃やらのパートは、主人公がおいてけぼりで全然乗れないし、いやー、全体的にキツいなあ……まあ、演説によって政治体制が動くと信じているというのは大変伝わってきて、それがフェーズがシフトしたというコトなのかも知れないけれども。ファッションが重視されているのも、なるほどセイジってそういうことなんだなあとは思いますね。