ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

グレイマン

https://www.netflix.com/title/81160697

画面がガシャガシャ動いているわりにはなにが起こっているのかもまあわかりやすく、色々なアクションがあっておなかいっぱい。後半は特にベルリン・ウィーン・プラハと東欧ルートで色んなアクションが起こるので、おーそうかーこういう風に見せるのかーという納得感はある。ストーリー的にそんなシャイニング迷路する必要なかったじゃん! と思うけれども入れ込むサービス精神がうれしいですね。他にも銃の暴発ひとつでボロボロになってしまうよわよわ輸送機でのやり過ぎアクションとか、思いついてもそこまでやります? という感じ。

一方で敵の設定が難しいのもまたこういう作品の難しいところだよねー。主人公が無敵のつよつよマンなので、周囲の人間がどうしても格落ちせざるを得ない。まあ今回のライバルはわかりやすく卑劣な男、という感じだったけれども、そいつがなぜここまでのカリスマとして活躍できているのかあんまりよくわからない。キャプテン・アメリカだからなのかな。また女性のキャリアが裏の構造としてあるけれども、そこら辺も上手く機能しているようには思えないよな。

あと一方的に女の子が守られるものとしての立ち位置になっちゃっていたのも気になったかなあ。いやもちろんダメではないんだけれども、あまりにもこう物語を駆動するものとしてか弱い被害者のポジションを追わせすぎで、それを助ける主人公側のナルシシズムがへの願望が透けて見える感じになってしまっていたかなーと。