ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クリムゾン・ピーク

 

クリムゾン・ピーク [Blu-ray]

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  • ミア・ワシコウスカ
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コレ後半の展開、絶対ゲームだよね……ひとつの屋敷を主な舞台にしたホラーで、登場人物も絞って、その中でアイテムやらなんやらを使って屋敷の秘密を辿っていくという……主人公の立ち位置もカメラ視点がバッチリ上手く機能しそうだし、山場の見せ方もチョーゲーム的。ラストステージの美術というか、地面にある赤い雪の部分で移動可能な地形にガイドライン引いている辺りとか、これどう考えてもゲームの作り方にしか見えないというか……オレはおねーちゃんの背後に幽霊が現れた時、インタラクティブパートがムービーパートに切り替わったのをはっきり見たよ、マジで。いやでもこれって映画がゲームに近づいたとだけではなく、ゲームが映画に近づいている影響もあるんだろうな……あとまあたぶんシャイニングも引いてるパートがあるんだけれども、そういう意味で言うとシャイニングのステディカムの長回しも現代のゲーム的な表現に類似してるんだよなーとかは思わされた。いやまそれ抜きに湯船(緑のバック!)でバケモノが出てくるだけで「シャイニングだー」と思えるインパクトを作ってるキューブリックがすげーという話ではあんだけどさー。

あー、映画に関しては、後半そういう意味でやりたい放題なのが大変よくわかったのだけれども、前半パートってどうだったのかなー? まあこういう時代の映画を題材に、女性の自立みたいなのがデカデカと出しておいて、なんかただのありがちな設定で終わらせてしまってたりしない? とかはすげー不満。なんか読めてないのかしら。