うーん、オレ、アリ・アスター監督の映画よーわからんわ。あんまり好きじゃない。まあこれが好きな人がいるのもわかるけれども、オレにはついていけないなーって感じ。
『ヘレディタリー/継承』もそうだったけれども、オレ読み解きとか全然好きじゃないんだなーって思う。そもそも恐怖の感覚も全然ピンとこないから、いったいどこを見りゃ良いんだろうなって思う。まーこれも人間性を深く読み込んでいくと納得できるような展開になってたりするのじゃろーか。よくわからん。
なんかむしろ幻覚剤体験を映像化したみたいな内容になっていて、そっちの方が興味深い内容になっていたのだった。北欧の方で幻覚剤が使われてたイメージあんまり湧いてこないけど、でもまあなかったはずがないもんなー。『ホーリー・マウンテン』みたいなドラッグカルチャーが隆盛していた頃の雰囲気はあるよね。
社会の中で近親相姦を意図的に行い、生み出された人物を巫女的な物として扱う……とか、あまりにロジカルすぎてちょっとなー、みたいなのもある。「先祖の木」みたいなところがなんかこうわりとわかりやすい作り方で、全然怖くなかったのは、これ自分が日本人で全然地続きの感覚がないからなのかなー。「彼はひとりで帰りました」という、カルト的に仲間が分断されて陥れられていく辺りはまあ悪くなかったけど。