ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バンデラス ウクライナの英雄

 

いやー、今見ると……大変つらい……切実……少なくともこのジャケットみたいなアクション映画じゃないよね……そうかー、知識を得て現在進行形の戦争に関わる映画を見るとこういう気持ちになるのか……

2018年の映画で、ウクライナの視点からロシア分離派のヤバさを描いているので、まあその点留意しておく必要はあるんだと思う。あくまでフィクションはフィクションであるし、なんせよ係争中の出来事ではあるので、バスの自作自演みたいな出来事がどこまで鵜呑みにしていいかはまた別の話であろう。がしかし、作り手側はそのように状況を認識していて、問題意識を持っている……というのはわかる。ドンバス地方の住民って、ああいう風にテレビでプロパガンダされているとみているんだなあ……いやあ……

そしてこれは要するに幼馴染みが敵味方に分かたれてしまう悲劇の話であり、その気分にまあ嘘はなかろうとは思う。肥沃な大地が地雷原となり、幼馴染みは敵味方に分かれ、紛争は続いていく……自らの命を賭して幼馴染みを救いに行く主人公の決意たるや……いやはやいやはや……映画としてはかなり偶然性に頼っていてスジは微妙なところもあるけれども、まあそういうのは全部吹き飛んじゃったよねぇ……