ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

黒い司法 0%からの奇跡

 

うへーまじかー。事実を元にした公民権運動系の裁判映画って今までもいくつも見ているけれども、まあこれだけあるとどこら辺を差別化のポイントにするかというのが見所になってくる。のだが、いやー、ここまでストレートに人間の理性とか良識とかを信頼するストーリーを紡がれると、ビックリする。すごいと手放しで感心してしまう。こういう作品、なんだかんだやっぱり描かなきゃならんのだよなーと思いますよ本当に。フィクションが人間の良心を見限ったらやっぱり良くないよ。良くない。

そして60ミニッツがまた出てきた! いやあ、ジャーナリズムが機能している証左だよねーこれは。司法の果たすべき役割もそうだけれども、報道の役割の確認も盛んにやっているのは、アメリカ映画だなーって感じ。

そう、アメリカ。今回の選挙とかでようやく納得出来たんだけど、こういう規範をフィクションやフィクションに準じた作品できちんと語り直し続けなければならないって社会の要請があるのだろうなーと思いましたよ。こういう映画が作られるにもかかわらず社会が分断されてるんではなく、社会が分断されているからこういう映画が作られるんだなーと。

しかしなー、黒人の人権問題はやっぱりアラバマなんだなー。モッキンバードもアラバマだもんなー。いやー、返す返す「フォレスト・ガンプ」ってあの語りでよかったの? ってビビらされますね。