ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ラスト・ボーイスカウト

 

わはははトニー・スコット。良いんじゃないでしょうかこの過剰な感じ。OPからして「ガンガンやりまっせ!」という感じが出ていて、自分は嫌いになれませんよこれ。

全編で「とにかく傷跡残してやろう」ってセリフが満載で、娘にまでやべー言葉遣いをさせるのには笑ってしまった。やり取りのウィットを見るだけで、まあ結構満足してしまうくらいの出来ではある。

あとまあ展開の過剰さも嫌いになれないよなー。間男が現れていきなり主人公がサイコになったと思ったら、目の前でボン! だもんなあ。依頼者も速攻で死んじゃうし、彼氏もその死を悼む素振りがそんなにないし(いちおう遅れて泣くけど)、そういう下手な感傷よりも爆発! アクション! 人間らしさはエンディングでフォロー! というのはまあ姿勢としてわかる。

あとまあめちゃくちゃUSAってところが意識してあるんだろうけれどもそこら辺はイマイチよくわからんなー。シークレット・サービスとかアメフトとかどう考えてもアメリカ社会の象徴だし、国旗のモチーフもガンガン出てくるから、なにもないってことはないと思うんだけど……そういう意味では、ボーイスカウトの社会における位置づけってのもよくわからんよなー。タイトルにまでなってるんだし、まあなにもないってことはなかろーと思うんだけど。

そしてあのダンスは一体何だったんだ。ネタ的に何かあるところなのか。謎。