ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ターニング・ポイント: 9・11と対テロ戦争

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20周年でドーンと出たので一応見ておこうと思って……

序盤は大変面白く、911がなぜ起こったのか、みたいな所が前史として語られているのは大変良かった。あそこらへん何度見ても「???」となるので。また後半の出来事も、「あの映画で見たヤツだ!」「ここら辺はあの映画で見たな」「あーこれはあの映画か」みたいな感じで様々な映画の記憶が脳裏をかけてゆき、アメリカのエンターテインメントは本当にこの対テロ戦争とその社会を描き続けてきたのだなあ、というのが大変よくわかった。

のだが、全体としてはちょっと彫り込みが浅くない? というかんじはあり、特に後半結構焦点が絞れていない気がする。オレの前提知識がないのかもしれないけれども、でもやっぱりもうすこし的を絞った語り方ができたと思うんだよなあ。

というのは前半のエピソード群が、視点が明確でとても吸引力があったからで、まあアメリカが語る20年である以上、それも仕方ないことなのかなあとは思う。いやでもなあ、「こういうときこそ冷静に」みたいな演説で締める構成ならば、もっとアフガニスタンやらイラクやらの人々の視点で、この20年がどう見えたのか、は入れても良かったんじゃないかなあ。まあ、このタイミングで「女性の教育」みたいな人権問題を入れることは確かに重要なんだけれどもね……