ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

最後の日々: 生存者が語るホロコースト

https://www.netflix.com/title/21477429

アカデミー賞を取ったドキュメンタリーという話なんだけれども、うーん、正直ホロコーストを題材にしたドキュメンタリーは見ているから、この作品が特別にどうこう、とは思わないんだよなぁ。一応、ハンガリーの生存者を取り上げているけれども、そもそもハンガリー特有の事情みたいなのもあまりわかっていないし……もちろん、スウェーデン大使館で偽パスポート作って、みたいな話は面白いんだけれども、面白かった割には彫り込みが浅いような感じもする。3部屋に人々が詰め込まれて生活する様子とか、そういう細部がもっと知りたかったよなー。

アウシュビッツで人体実験が行われていたのはもちろん知っていたけれども、無害な実験が行われていたというのは初耳。だけど、後半のタイマン質問パートでわかるように、なかなか胸を張れるようなもんじゃないよね。なんかこう、わかりやすくストーリーにできるところが、当事者の語りで単なる点になってる部分とか、意図したモノではあるのかしらねえ。

トイレで安息日を祝う話はうーんとて良いなあと思った。でも、呑み込むことで隠し通した「涙型のダイヤモンド」の話、あれはどうしてもタランティーノの映画を思い出して笑ってしまうので本当に良くないと思った。