ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ピグマリオン

 

ピグマリオン(字幕版)

ピグマリオン(字幕版)

  • レスリー・ハワード
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最近マイ・フェア・レディがどーのこーのって話で、俺もつい最近見たばっかりだったんだけど、バーナード・ショーの原作はちょっと趣が違うということで、Kindle本は一応買っておいた。でまあそのうち見るかーって思ってたんだけど、あれー? マイリスに映画版があるじゃーん!

と思って見始めたらえ? なにこれ? と肩透かしを食らった感じ。これって要するにモノクロでオードリー・ヘップバーンが出てこなくてミュージカルを抜いたマイ・フェア・レディじゃーん。そしたらあんまり見て楽しいところがないじゃーん。

でまあ、「なんでこんなことに?」と思ってWikipedia見たら、バーナード・ショーもエンディング改変されててビックリしてたみたいだな。そうだよなあやっぱりこういうラストになるのって展開としておかしいよなあ。

しかしまあ、ストーリー展開がマイ・フェア・レディとほとんど変わらない所からの逆接で、カラーで生える花の美しさとか、ミュージカルシーンがストーリーにもたらす飛躍の効果とか、そこら辺を思い知らされる感じの内容ではあります。特訓シーンとか、多重露光みたいな古典的な映画的技法を駆使して一生懸命説得力を出しているわけだけれども、ああいうところが音楽の力で代替されていたんだなあ。っていうかお風呂に入れるシーンがガチで嫌がってる感じの演出で笑ってしまったよ。