ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

コンバージェンス: 危機のなかの勇気

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こういう記録がこういうタイミングで作られるのは価値のあることだよなあ。今にしか出せない時代の空気みたいなものがある系の作品。

パンデミックの映画であると同時、社会的弱者がソーシャルワーカーとして危険にさらされているところを描いているドキュメンタリーでもある。イギリスはまあわかるとして、ペルーは「アー南米はそういう空気になってたのか」とまあ納得なんだけど、マイアミのホームレスにもカメラが向いているのにはビックリさせられる。アメリカを映すとき、そこが象徴的な場所として選ばれるんだー、そしてハリケーンが来るんだなるほど……ここら辺は日本からは全然見えない光景だよなー。日本じゃ「なんでブルーインパルス飛ばすの?」って感じだったし。

あとはまあ普通に医療従事者をリアルタイムで追いかけた長編のドキュメンタリーってまだそんなに見たことがなかったから、そのあたりも大変興味深い。ゴミ捨てが遅れて清掃員とケンカする場面の空気がビリビリくる。

それにしてもスマートフォンとSNSの時代なんだなあと言うのを再認識させられる。葬儀をリモートで中継する場面は象徴的。あと、SNSに意見を投稿したのがバズってそのまますぐに国の方針がひっくり返されちゃうとか、うおーこれがイギリスの政治! ってひっくり返った。緊急時であるのはわかるんだけれども、そういうことができちゃうわけだね。やっぱ興味深い国だなあ。