ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

恐怖の岬

 

恐怖の岬 [Blu-ray]

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『ケープ・フィアー』ってリメイクされた映画であることに見ながらようやく気付くのだった。正直見た記憶が朧気すぎて話とか全く憶えていないのだけれども、ロバート・デニーロがなんか強烈な役で出ていたような記憶は朧気にある。最後のボートのシーンはなかなか印象に残っていたような気はする。あまり良い印象はないけれど。

でまあこのリメイク元はどうかというと、まあ大体モノクロでバーナード・ハーマンが流れてくるとヒッチコックっぽく見えてしまい、でもって序盤のストーリーも超ヒッチコックっぽくて、あーうんうん良いぞこのサスペンス感はどこにたどり着く? と期待するがヒッチコックっぽい捻りもなく普通に着地してしまうのでもう最高に食い足りないのだった。いやまあヒッチコックっぽさの先入観を抜いたとしてもだよ、ちょっと展開が少なすぎるんじゃないかしら。明らかになった敵側の動機もワリと凡庸だし、中盤の恐怖のエスカレートのさせ方ももう少しできそうな感じだし、恐怖の岬なんて大仰なタイトルつけたワリにはラストの決着の付け方もそれでいいのかなあ、という感じ。おいしい入りのワリには色々残念で、あー、そういう意味ではスコセッシもリメイクしたくなるのがわかるかもしんない。

しかしなんでこうグレゴリー・ペックは弁護士の役になるのだろうか。俺が偶然弁護士やってる作品を多く見ているだけなのか。