ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

欲望の資本主義2021 「格差拡大 社会の深部に亀裂が走る時」

 

映画で世界経済の歴史とか状況とかはまあ見るんだけれども、現代の日本の状況と紐付けたものはなかなか見なかったのでそこら辺はNHKだなー、と思う。のだけれども一方でその乖離がヤバいというか、海外の学者と日本の実務家の間にうまく線が引けているのかどうかがわからなくてうーん、という感じ。

ともあれ先日70年代のアメリカのサブカルチャー史をちょうど見ていて、その流れが頭の中に入っていたので、うおーそこからレーガンサッチャーの新自由主義がやってくるのかーと大変流れが整理できて良かった。っていうかスタグフレーションってデカかったんだなーという感じ。あとオイルショックが経済に激しいインパクトを与えたんだなーというのもよくわかる。

残念だったのはコロナが世界の経済にどんなインパクトを与えたかというのがいまいちヌルッとしていたことで、日本の状況も含めてもう少しそこが明快にみえると良かったなーと思う。そこら辺の語りが弱いままに歴史の話に行ってしまった感じがちょっとある。まあ格差が明示されたという話ではあるのだろうが……

まあ何にせよ、ラストのまとめとか強いメッセージだったけど、自由経済に対してきちんと公共とはなにかを問うていくべき時代だってことだよなー。