ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロスト・マネー 偽りの報酬

 ありゃまあ豪華な俳優陣……

ではあるのだけれども、うーん、話はたるいなあ……オーシャンズ8見たいにシャレオツにガンガン行くんじゃなくて、じっくりしっかり残された人間たちの立場を見せたりしているわけだけれども、それらの要素をあんまりよく読み取れてないんだろうなーと思う。これアメリカに暮らしてたらもう少し解像度が細かく見られたりするのだろーか。政治とかの感覚が掴めたらまた全然違った見え方になるのではないかなーと思いながら見た。

ので、純粋なエンタメの視点でしか追いかけられなかったわけだけれども、そうなると全体が結構いかにもしんどい。犬で居場所を明かすシーンは面白いなーと思ったけど、そんな見え見えの「実は生きてましたー」されても全然おもしろくもないというか、あれだけじっくり愛しているイメージを書いておいて、結局金を手にして新しい人生を目指すことにする男とか、うーんちょっと都合が良すぎませんか? という感じがする。アレがないと話が始まらないわけだけれどもさ……うーん、ちょっとあそこら編の感じが突いていけなかった。

黒人側の殺し屋の見せ方は工夫があって大変よろしかった。ラストであんなふうにやられるのが意味わからないくらいキャラが立ってたよなー。あとはあれか、エリザベス・デビッキの存在感。あれが拝めただけでわたくしまあまあ満足してしまえるのでそれは良くないけどそりゃまあグロック3挺揃えちゃうよねやっぱり……