ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クロール ―凶暴領域―

 

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いかにもサム・ライミが好きそうやなー。

どっかで予告編が見たことがあって、珍しくこれ一発で「おもしろそー」と思ったんだけれども、その予告編で想像したものがきちんと提供されていて、うんちゃんとしてるなーと思いました。まあちゃんとしすぎというか、ストイックにやり過ぎててもうちょっと広がりというか展開があっても良いのかなーとは思いましたけど、このくらい提供されれば基本的には満足かなあ……序盤ちょっと狭い空間でのサスペンスがたるかったところもあるけどね。映像的にちょっと苦しかったかなーと。ただそれから上に向かっていく展開も含めて、設計されているなーとは思いました。

あと結構真面目に「家庭」の問題を並列で走らせていて、うーんこれは結構シナリオとしても真面目に作ろーとしているのでは? という感じもする。かつては幸せだった家の地下にワニがいて、ハリケーンの到来とともに人間に襲いかかる状況は、まあふつーに比喩として受け取ることができるアレですよね。

しかしなー、ドラマとしてはボートを手に入れた後に決壊で家に結構無理やり押し戻される展開はちょっと辛かったなー。もちろんああやってクロールで家を出た主人公が、外的な障害で家に押し戻される展開が、比喩の意味で必要だったのはわかるんだけれども、ドラマとしては親のコーチでわだかまりを解消しての脱出が感情的に出来上がってしまっているわけで……うーん、しかし如何ともし難いのかなーあれは……