あーこれがサスペリアかー。ダリオ・アルジェント監督作品って「フェノミナ」しか見ていないと思うんだけど、あーなるほどこういう作風なのねーと納得。
まあとにかくゴブリンだよなー。あの音楽がなかったら、いくら過激なライティングをされたところで全然恐怖描写にならないもんなー。イタリア映画はモリコーネもそうだけれども、こういう実験的な音楽をガンガン被せていてすごいなーと思う。ハリウッドとかとはまた全然方向性が違う感じよねー。
あと主人公、別にそんなに取り立てて美人って感じもしないんだけれども、この時代の服を着た途端になんかすげー魅力的に見えてしまうのはなんでだ。セットのビビッドなカラーなんかもいかにも時代ってかんじだよなー。『タクシードライバー』の翌年で、『ホーリー・マウンテン』が73年か……うーん、ここら辺の時代でイタリアがどんな状況なのかぜんぜんわかんねー。『夕陽のギャングたち』が71年でしょ。うーん、アメリカならなんとなくイメージが掴める感じもするんだけどなー。
ここら辺のカタカナ文字の過激ホラーはあんまり見ていないのだけれども、今見ても確かにこれが残虐と問題になっただろうことは想像に難くない。ここら辺はスプラッター映画の流れのなかにあるわけねーなるほどなー。
しかしこういう内容の映画で犯人捜しとかストーリーとかどうでも良いもんだなあとあらためて思いました。